大阪の産業廃棄物中間処理業者ノンフィクションダイアリー

大阪の産業廃棄物中間処理業の日常をさらけ出さない!

ソングオブ産廃(ミリオンセラー必須)

(Aメロ)
梅に箸を伸ばし、1つ摘まむ。

それを冷やしぶっかけうどんに入れて粉々にして混ぜる。

これが最近の僕のお昼ご飯なのです。

暑くて汗だくになるので、すっぱいもんが欲しくなるのです。

(Bメロ)

このうどんの汁から、梅を完全に取り除くことは可能だろうか

もちろん箸で。

9割は取り除けるかもしれない。

しかし汁を飲んでみると、梅の味がする。

完全には取り除けていない。

コンクリガラや土に、木材や、石膏ボードや、紙、ビニールなどが混じっている状態に似ている。

(サビ)

これは本日の一例だ。

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コンクリガラの中に、細かい石膏ボードがちょろちょろ混じっている。

「コンガラだけで持ってきたでー」

言いたいことはわかる。

頑張って分けて積んだんだろうと思う。

しかしこれは石膏ボードの単価(コンガラよりだいぶ高い)で頂かないととても割に合わない。

なぜなら抜ききれないからだ。

コンガラの処分先である埋め立てや、リサイクルには石膏ボードが混ざることはご法度。

ならばこのゴミはでかいコンガラだけ手で抜いて、残りは全て石膏ボードリサイクル不可物処分しかできない。

(Cメロ)

うどんの汁に梅を粉々にして混ぜてしまえば、もはや素うどんに戻すことは不可能なのだ。

高性能な選別ラインでもあれば話は別なのだが。